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四国八十八所の霊場を信州の塩田で巡る その14 法輪寺

江戸時代の元禄の頃、四国霊場の仏像を塩田に勧請した札所を巡る旅。今回は八木沢にある法輪寺です。16番札所で、別所の安楽寺の末寺で宗派は曹洞宗。
写真のお堂は真新しく見えると思います。でもお寺が創建されたのは400年以上前。江戸時代初期の元和元年(1615年)で、真田信之公が沼田藩主から上田藩に移る前の年なんです。安楽寺3世が創建したので、その末寺ということです。ただ、長い間にだんだん荒れてきたのでしょうか、昭和28年には住職がいなくなり、それから昭和50年までは中塩田西保育園として活用されていたのですが、その後は使われなかったそうです。
そんな永らく荒れていた本堂を地元の人たちが平成23年に新築。札所の中では一番新しいお堂になりました。建物としては小さい方ですが、横にはあづまややトイレもあって、札所巡りには重宝します。
 中には、これも新しいご本尊の阿弥陀如来。金色に輝いています。
そして、ご本尊の頭の上の天井には、絵が描かれています。平成30年に上田高校の美術班の生徒たちが顧問の先生とともに描いたもの。本堂の増築に合わせて、安楽寺の副住職でもあるこの寺の住職が依頼したのだそうです。
絵は、1辺60センチ四方の板1枚ずつに、リンドウやオダマキなど日本の花を描いたもので、これは11人の生徒たちが1枚ずつ担当。そして、阿弥陀如来の真上に見える天女は、顧問の先生が描いたとのこと。

 

 お寺の天井絵といえば、葛飾北斎が鳳凰を描いた小布施町の岩松院が有名ですが、塩田のお寺にはお目にかかれないものなので、新しい試みとしてうれしく感じます。若い高校生たちが筆を執ったというのもいいですね。まだ若い住職に拍手!
ここは、別所街道の県道177号線からよく見えるところです。お堂の中は普段は見られませんが、春・秋の札所巡りの時は開けてもらえます。中の写真撮影も「どうぞ」ということなので、こういったイベントに参加して真新しい阿弥陀如来と天井絵をぜひ見ていただきたいですね。(F森)

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