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2月13日は「日本遺産の日」なのです

日本遺産は、文化庁が認定するもので、現在、全国で104地域あります。
国宝や重要文化財という、個々の文化財に着目して指定すると言うのではなく、地域のいろいろな文化財や風習などをこれまでの歴史を踏まえてストーリーにまとめたものを認定するというのが特徴です。
で、文化庁では、2月13日を「日本遺産の日」としています。2(に)ほん 1(い)3(さん)という語呂合わせ。東京では、この前後の期間にイベントが行われています。
全国104地域のうち、この上田では、令和2年に信州上田・塩田平が認定されていて、そのストーリーのテーマは「レイラインがつなぐ 太陽と大地の聖地」
 「レイライン」については、このブログで何回か紹介してきましたが、神社仏閣や遺跡などが一直線になっていることで、特に、夏至や冬至などの太陽の光と重なっていることもあります。
塩田での代表格が「烏帽子岳・信濃国分寺・生島足島神社・泥宮・女神岳」のライン。夏至の朝日と冬至の夕日が貫きます。
→ https://shioda-machidukuri.jp/1138
「太陽と大地」の「太陽」については、このレイラインがその象徴なのですが、もう一つが「大日如来」です。
大日如来は、密教の最高位で、宇宙の中心とされ「偉大な太陽」という位置付け。密教の一つの宗派である真言宗のお寺では、ご本尊として祀られていることが多いですね。前山寺もそうです。信州上田・塩田平の日本遺産構成文化財では、信濃国分寺三重塔と安楽寺八角三重塔の中に大日如来像が安置されています。写真は信濃国分寺の大日如来像。
そして「大地」。大地は米作りには欠かせないもの。塩田は太古の昔から稲作が行われていて、江戸時代は、上田藩5万石のうち塩田で3万石という一大穀倉地帯だったのです。
この地域にとって「大地」は水と共にこのうえなく大切なもの、神聖なものであるわけです。下之郷にある生島足島神社と上本郷にある泥宮のご神体は、まさにこの「土」なのです。
太陽の象徴である信濃国分寺三重塔の大日如来と、大地の象徴である生島足島神社・泥宮のご神体。一直線に結ばれ、太陽の光も重なります。まさに「太陽と大地の聖地」だと言えましょう。。(F森)

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