ため池の諸元
| 所在地 | 上田市下之郷字迎原(むかいばら) |
|---|---|
| 築造年 | 1611年(慶長16) 江戸初期 |
| 堤高 | 3m |
| 堤長 | 145m |
| 灌漑面積 | 5ha |
| 貯水量 | 5,000㎥ |
池で見ることの出来る希少植物
ノジトラノオ キキョウ イヌハギ スズサイコ ユウスゲ マキエハギ カセンソウ ツルフジバカマ カワラナデシコ
概要
この池は、生島足神社から御旅所に通じる御柱道を横断する大鳥居を過ぎて、直ぐ左折して約100mの右側にあります。周囲には下之郷東山を背景にした小さなため池群が散在していますが、その中でも比較的大きな池が夫婦池です。
今は一つの池になっている夫婦池ですが、かつては真ん中に境界土手があって、二つの池に区切られていました。そのことから夫婦池と呼ばれました。時代は不明で、後ほど境界土手を削り取って統合されたのが今の池です。名称は昔のままの夫婦池と呼ばれているのです。
エピソード
築造当初は東山降雨の絞り水だけを集めた池なので、旱害被害は塩田平で最も過酷でした。依田川導水が完成するまでは、数年に一度の旱魃被害に襲われるので死活的なため池でした。この様な大小のため池は、「東山ため池群」と呼ばれ、東山と尾根川の間には今でも40個ほどあります。
○土手に「水神祠」が鎮座していましたが、何時の頃か行方不明になりました。
心を痛めた専業農家の方が最近「祠」を新調して、祭典を復活させました。
○当池は何時も水鳥類が多く生息して生物相が豊富のようで、上田市天然記念物・マダラヤンマも飛び交って、その種保存に貢献しています。
○土手は薮化していますが、毎年の春先には焼却処置(土手焼き)をしていますので、ため池植物群落はかろうじて維持されています。
