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里ではすっかり葉っぱだけになった桜。でも標高の高いところではまだ咲いていました。
前山にある前山寺の三重塔の横を走る林道を上がっていくと、「塔の原」という所に出ます。三重塔の近くにあるからこういう名前が付いたのかはわかりませんが、昔から桜の名所なのだそうです。
標高は600m近く。林道を左に曲がっていくと、所々で中塩田から東塩田を上から一望できる「塩田野パノラマライン」という林道になります。
ここで聞こえて来るのがウグイスの声です。
「春告鳥」と呼ばれるこの鳥。この辺りでは3月頃から鳴き始めるのですが、初めの頃は鳴き慣れていないのか、「この鳴き声はウグイス?」と思うくらいうまく鳴けないのですが、4月になるとさすがに「ホーホケキョ」ときれいな声で鳴くようになります。
この前山のように、そこここに林があるとウグイスの声がいろいろな所で聞くことができます。姿は全然見えないのですがね。
「梅に鶯」って言葉があります。「とりあわせが良い」とか「仲の良い間柄」という意味ですし、花札にもなっています。
でも、「桜に鶯」っていうのもありだと思います。あっという間に散ってしまう桜なので、この両者を楽しめる期間は短いでしょうが、満開の桜の下で聞くウグイスの声も「とりあわせが良い」気がします。
ウグイスの声をスマホで録音してみました。雑音が入っていますが、花見をしながら聞いていると想像してみてください。(F森)