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5月20日、前日の雨も上がり青空が出てきた土曜日の朝、上田城跡公園から始まったのが「別所線と走ろう、歩こう」というイベント。別所線に沿って、別所温泉駅横の「あいそめの湯」まで行くというもの。走ってもよし、歩いてももちろん構わない、そして途中から別所線の電車の乗ってもOKというユニークなルールです。全長は18kmほどあるのですが、したがってタイムも測らない。10時頃にスタートして、6時間後の午後4時までにゴールすれば良いので、「途中の道沿いのお店でビールを飲みながら行きます!」という人もいました。
今回は走りながらスマホで写真撮影。電車道に近いところを通るので、比較的平坦な道です。前山のようにちょっと高台にまで行くことはないので、「たいしたことはない」とタカをくくっていたら、速い人は速い! ついていこうにも足が出ず、シャッターを切るからと自らを納得させ、結局写真撮影という名目の休憩がしばし。
ということで、これからは撮った写真を中心にレポート。
スタート地点の上田城跡公園の開会式では、世界大会にも出場したチアリーディングチームのパフォーマンス。そして、いよいよスタート。
線路に近いところを行くので、踏切で電車をやり過ごすこともあり、主に街中を走り、途中産川沿いの農道も経由して下之郷駅。侍学園の方々がエイドステーションを開いてくれていました。
駅のすぐ南側の生島足島神社。冬至のときに夕日が沈む西の鳥居の横をランナーたちが通っていきます。
塩田を代表する山である安曽岡山と独鈷山を目の前にした農道。そして中塩田駅の駅舎のすぐ横の道。
塩田地域自治センターの横の道を行けば、塩田唯一の酒蔵の若林醸造。すぐ近くの中野駅から舞田駅までは線路の横の農道です。舞田駅では、今度は長野大学の学生さんたちがエイドステーション。
八木沢駅ではコカリナの演奏をする方々がランナーを迎えます。最後の別所温泉駅に向かう道では電車が来ました。
別所温泉に入って北向観音の参道の前を下ってあいそめの湯に着くと、あのチアリーディングチームが迎えてくれました。
そして、芝生広場では、なんと「信州プロレス」の試合。ウクライナのピロシキなどいろんなものもマルシェで出され、お湯につかる券も参加賞でいただき、ゆっくりと湯につかる。
なんともユニークで、楽しいイベントでした。
これを企画・運営していただいたのは、市民の有志です。そして、長野大学や侍学園、コカリナの演奏グループなど、ボランティアで支援していただいた方々です。公的機関や企業が組織的に企画したものだと、もしかしたらこのユニークさは出なかったのかもしれません。まちづくりに関わる者として勉強にもなりました。(F森)