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塩田のレイライン。これまで何回かご紹介してきたのは、烏帽子岳-信濃国分寺-生島足島神社-泥宮-女神岳のルートでした。夏至の朝日が昇り、冬至の夕日が沈む。その光が一直線にそのルートを照らす。
そのルートとは別に、塩田に別のレイラインがあることを教えてもらいました。
保野の塩野神社。立春と立冬の朝日が昇るのが、鳥居のど真ん中から見えます。その先には生島足島神社があるのです。そして振り返って後ろを見ると、お宮の拝殿に陽が当たっています。
2枚の写真を提供していただいたのは、保野の歴史研究会の方々です。
今、塩野神社の鳥居の横には、この2枚の写真がパネルになって飾られています。塩田まちづくり協議会の中塩田支部が中塩田の文化財を紹介しようと、今年から始めた事業の一環です。ぜひお宮に行ってご覧いただきたいです。
塩野神社は、由緒あるお宮。10世紀ころの朝廷の文書である「延喜式」にもその名が出てくるのです。ただ、前山にある同じ名前の塩野神社とどっちが延喜式に載る神社か長年論争があったようですが。
どっちかは未だに決着していないのですが、どちらのお宮も古いことは確かです。両方とも歴史ある文化財が数々あります。保野の塩野神社には、市の無形民俗文化財になっている祇園祭があって、400年以上前から行われているそうです。また、廻り舞台や木製の狛犬も市の指定に。まさに「有形無形」の文化財があるのです。
その塩野神社と、これまた由緒ある生島足島神社が、立春・立冬の朝日で結ばれている。お宮を造った人たちは意識していたんでしょうか? そうでなければこんな偶然ありそうもない。
そんな塩田のレイライン。歴史あるお宮やお寺がたくさんあるところです。ほかにもこんなところがあるという情報が寄せられています。写真などで紹介できればいいなあ、とブログを書くものとしても期待してます!(F森)