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旬のタケノコっておいしいですよね。昔、京都で名物のタケノコ料理をいただいて「本当に美味!」と感じたのを今も覚えています。
で、塩田にもタケノコがたくさんあります。といっても、出荷用に作っているのではなく、竹林にどんどん生えてくるのです。竹は成長が早く、竹林は不要な竹を切るなど手入れをしていないと、あっという間に広がってしまいます。塩田にもそういった荒れた竹林が多く、皆さん頭を痛めています。
塩田まちづくり協議会では、4年前に「竹粉砕機」というものを購入し、竹林を整備するために自治会などに貸し出しをしています。切った竹をその機械に入れると、竹のチップや粉になるのです。
そうした竹林に6月初めタケノコ採りに行ってきました。この辺の竹は「淡竹」(はちく)と言って、地面の中に生えているものを掘り出すなどという手間がなく、高さ30~40センチくらいのものを手で折れば良いので簡単です。あっという間に袋がいっぱいになります。
「あく」もあまりないのであく取りをする必要もなく、そのまま調理できます。
この日はたくさん採れたので、豚肉と煮込んだもののほか、ラーメン用にメンマを作りました。
短冊に切って下茹でし、数時間天日干しします。つまみ用なら唐辛子で辛くしてもよいのですが、あっさり醤油ラーメンに添えるので、鶏がらスープと醤油などで煮込みます。自分で採ったタケノコをメンマにしたのは初めてですが、新鮮なタケノコのメンマはやっぱりおいしい。たくさんできたので、ラーメンだけでなく、つまみにもいただきました。
こんなに簡単に採れて、調理も時間がかからずおいしくいただける。そんなタケノコをどんどん採って、竹林が荒廃していくのも防ぐ。そんな風になればいいなあと、つくづく感じます。(F森)