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別所温泉で「ハス」といえば、やっぱり安楽寺の池のハスでしょうか。8月初めに伺ったらまだ花はほとんど咲いていません。
だから、というわけではないでしょうが、別所温泉の旅館や飲食店がそれぞれの店先にハスの鉢植えを置いています。
咲いたのもあり、まだなのもあるのですが、1枚目の写真、上松や旅館さんの玄関前のはつぼみから少し花びらが開いてきています。白い花。2枚目の写真の南條旅館さんの花はピンク。
これらは、別所温泉観光協会が企画したのだそうです。今、コロナ禍で旅館や飲食店はたいへんでしょう。お客さんが相当減っていると思います。でも元気出さなきゃ!ということでしょう。いろいろ知恵を出しながら、お客さんを楽しませる工夫をするのは大切なこと。
ハスは仏教と密接に関係していて、如来様などの坐像は、ハスの花をかたどった「蓮華座」に座っています。泥水の中から美しい花を咲かせるのが、仏の智慧や慈悲を象徴するのだそう。安楽寺や信濃国分寺のハスもそういうことがあって、名所になっているんですかね。
塩田で一番ハスが多く咲くのは、保野の「加古池」でしょう。ついでに寄ってみたら、結構な数の花が咲いていました。見ごろはまだこれからでしょうが、広い池一面に広がる白い花は見ごたえがあります。
別所温泉のハスも、今咲いていないところもこれから咲くでしょうし、上松やや南條旅館のつぼみは大きく開いていくでしょう。別所温泉みんなでやっている「おもてなし」の心が実っていけばいいですねえ。(F森)