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塩田には県の薬剤師会が選定した「信州の水50選」に選ばれている湧水があります。
「山田湧水」。山田の集落内を通る道から満願寺に至るちょっと細い道を行き、途中から左に折れて。「かなり急で細い道」を登っていくと、山田神社があります。
その境内に湧いているのが山田湧水。薬剤師会が5段階で評価する「おいしい水総合評価」で最高のランクに位置付けられています。お墨付きのおいしい水ということです。
硬度44mg/ℓで「軟水」ですね。クセがないので、お茶やコーヒーなどの飲料に適しています。蕎麦やうどんを手打ちするときも、粉の味わいを邪魔しないために私は50mg/ℓ以下の軟水を使っています。利用範囲の広いのが軟水のいいところ。
そんな名水、西側にそびえる女神岳がその元です。手塚の「竜王湧水」も同じ。独鈷山や夫神岳と比べると低い山ですが、恵は豊富。神様からの贈り物です。
そしてもう一つの「神」が山田神社。スサノオノミコト、イザナミノミコト、熊野権現の祭神を祀ります。拝殿に向かって左手前にあるのが湧水を汲むところ。ただ「おいしい」というだけでなく、「ありがたい」水っていう感じも。
狭く急な坂道を登ってこなければならないのですが、汲みに来る方々は結構おられます。竹筒から流れ出てくる水の量は決して多くはありませんが、ペットボトルならすぐにいっぱいになるくらい。朝、これでお湯を沸かし、安曽神社の隣にあるイミー社の「発芽コーヒー」を淹れて飲む。今日も一日がんばれる!!(F森)