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常楽寺美術館の企画展 テーマは「寅」

常楽寺美術館。別所温泉にある格式あるお寺の常楽寺境内にある美術館です。常楽寺は、北向観音の本坊で、宗派は天台宗。天台宗別格本山ということで、ここの住職だった半田孝淳さんは天台座主を務めておられました。天台宗のお寺は、親子(兄弟か?)の関係の北向観音は別として、塩田ではここだけです。本堂の裏手には国の重要文化財「多宝塔」があります。北向観音が出現したところなのだそうです。
そんな常楽寺の美術館には、すばらしい美術品が勢ぞろい。国の重要文化財になっている徳川家康が巻紙に書いた念仏だとか、市指定文化財の愛染明王画像といった指定文化財も多くありますし、あの棟方志功さんから寄贈された文殊菩薩・普賢菩薩の版画など、「なんでも鑑定団」に出せばきっとすごい評価というのがたくさん所蔵されています。

 そして、ここは毎年企画展をやっていて、昨年は「鬼女紅葉」、その前の年は「動物園」。で、今やっているのが「寅展」。寅年にちなんだ虎の絵が中心です。
「鬼女紅葉」の様子は → 鬼女紅葉企画展 開催中の常楽寺美術館
「動物園」の様子は  → 常楽寺の「動物園」?!
美術館での展示だけではなく、本堂にも虎の屏風。本堂は普段撮影禁止なのですが、許可をいただいて屏風だけカメラに収めました。最初の写真は、横6mの屛風に大きな虎の姿。
そして美術館には虎の絵や虎に関係する毘沙門天の彫刻などが展示されています。2枚目の写真は「鷹と虎」。猫のような感じのちょっと優しそうな虎。江戸時代、まだ本物の虎をみたことがなかったんでしょう。
専門の美術館に比べれば決して広くはない展示スペースですが、常設で展示されている観音菩薩像など展示物はかなりの数があり、じっくりと鑑賞することができます。
「寅展」は、今年の6月末までやっています。仏教関係を始め、日本の歴史ある美術品を展示しているところは、このあたりにはあまりないので、企画展のたびに来てしまう。そして、写真も撮ってしまう。私にとって貴重でもあり、興味が尽きない美術館です。(F森)

 

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