お電話でのお問い合わせ0268-38-8600
「別所線応援かかしプロジェクト」で塩田平に設置された案山子を紹介するシリーズ。その5です。
今回は、中塩田駅と下之郷駅の間の線路脇にある案山子と、「大学前駅」のもの。
中塩田駅から下之郷駅にかけての風景も、舞田-中野間に劣らず、塩田平の「たいら」を実感できるところ。田んぼの南には、東塩田を代表する山「富士嶽山」と「安曽岡山」がきれいに望めます。そんな田んぼの中に設置された案山子は、遊びに興じる子どもたちと、帽子にカラスが止まっている男の人と女の人。男の人の胸には「もくれん」の文字があるので、こちらは「宅老所もくれん」の人たちの作品でしょうか。
子どもたちの顔に目や口などは描かれていないのですが、それは、原田泰治さんが描く絵の様です。ほのぼのとした田舎の風景や人物を描く原田さんが塩田を題材にした絵。「秋の夕暮れ」という題で、それは、別所線の電車と家の庭で遊ぶ子どもたちが描かれています。多分その場所は中塩田-下之郷。この案山子も原田さんの絵のように生き生きとしています。
大学前駅のロータリーにあるのは、コロナワクチンの接種の場面でしょうか。
そしてホームにあるのは、いかにも「若者」っていう感じの3体の男女の案山子。長野大学のみなさんの作品です。大学前駅は、その名のとおり、長野大学や上田女子短期大学、長野県工科短期大学校の近く。たくさんの若者がこの駅を利用しています。
この3つの学校では、あわせて2千人近い学生が在籍しています。塩田地域の人口約2万人の1割。こうした若者たちともっともっと交流して、塩田地域のまちづくりに生かしていきたいなあと、電車に乗る学生さんたちをながめながら思います。(F森)