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「別所線応援かかしプロジェクト」で塩田平に設置された案山子を紹介するシリーズ。いよいよ最終回です。
最後は、「城下駅」と「上田駅」。「寺下駅」「上田原駅」「赤坂上駅」にもあるのですが、手を抜いて掲載はパスさせていただきます。
城下駅のホームにあるのは「野球」ですね。その向こうには、なぜか正装したふうの男女の案山子。
城下駅は、ちょうど100年前に別所線が開通した時、上田に一番近い駅だったんです。まだ赤い橋ができておらず、上田駅まで線路が行っていなかったのです。当時は「三好町駅」という名前でした。今の「三好町」は「三好町三丁目」。一昨年の台風で赤い橋が通れなかったとき、城下駅で折り返し運転がされましたが、それが可能だったのは、100年前にターミナルだったからです。
そして、いよいよ「上田駅」。「温泉口」の階段を降りると、駐車場のフェンスに真田幸村公や十勇士の一部と思われる案山子があります。かかしプロジェクトの主催者「上田東ロータリークラブ」の方々が作ったもののようです。
案山子紹介シリーズの最後の写真は、やっぱりコロナ終息を願って、アマビエの案山子の様子です。別所線の券売機の横に設置されています。赤い帽子に赤い服。六文銭の紋も入っているので、真田幸村公の「赤備え」でしょうか。
上田駅から別所温泉駅までの沿線と舌喰池に設置されている案山子は、全部で135体だそうです。多くの方が関わって作られた案山子。別所線の電車の中からぜひ見ていただきたい。10月末まで展示されています。そうそう、10月からは、沿線の住民の方々が対象の「マイレールチケット」が販売されます。通常の運賃より15%もお得な回数券。「乗って残す」公共交通ですが、10月末までは「乗って、見て、残す」ですかね。(F森)