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「別所線応援かかしプロジェクト」で塩田平に設置された案山子を紹介するシリーズ。その4です。
今回は、ため池2つに飾られた案山子です。
一つ目の池は「中野前池」。別所線中野駅の近くにあります。ここは、別所線の線路からとても近く、堤の上の鉄柵に飾られている案山子が電車の中からよく見えます。壮観です!
全部で36体。写真2枚でも収まり切れません。作ったのは、「うえだミックスポーツクラブ」と6つの学童保育所。うえだミックスポーツクラブは塩田を拠点に、子どもからお年寄りまでスポーツやヨガの指導・イベント開催などをしているNPO法人です。ここが指導している「上田エンジェルス」というチアリーディングのグループは、全国大会で優勝したり、世界大会でも優秀な成果をあげています。
二つ目の池は「舌喰池」。手塚にある大きな池です。昔、堤の改修をするときに水漏れが止まらず、人柱になった若い女性が人柱になる前夜、自らの舌を噛み切って身投げしたという悲しい伝説のある池。その堤に4体の案山子が設置されています。
別所線沿線からはかなり離れていますが、ここには案山子があります。
実は、今年は塩田平が日本遺産に認定されて一周年ということで、この9月に「百八手」を行うことにしていました。池の周りで大きな松明を200本も燃やしながら、「アーメフーラセタンマイナー」とみんなで唱える「雨ごい」の行事です。昔から、日照りの時に行われていた行事を再現するもの。残念ながらコロナ禍ということで来年に延期になってしまいました。
でも、百八手は中止ですが、そのあと行う予定だった大花火大会は実施されます。9月26日の午後7時から約30分。舌喰池の北側の田んぼから打ち上げられます。
この案山子たちもそれを見守ってくれるでしょう。(F森)