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9月25日の土曜日。舌喰池の近くで「大花火大会」が開催されました。塩田が日本遺産に認定されたことや新型コロナの終息を願って、塩田平のため池を愛する会や我が塩田まちづくり協議会などで作る実行委員会が行ったのです。
夜7時、秋分の日を過ぎ、この頃には辺りは真っ暗。そんな中、花火が打ち上がります。約20分間、休みなく夜空に上がるたくさんの花火を見ることができました。
本来なら、この花火の前に「百八手」のイベントが行われる予定でした。日本遺産のストーリーにも出てくるもの。舌喰池の堤の上で200本もの松明に火を付けて、「アーメー フーラセ タンマイナー」とみんなで唱える雨乞いの行事です。米どころでありながら雨の少ない塩田の昔からの習わしです。大量のワラやカヤを燃やす「千駄焚き」という雨乞いもありますし、お地蔵様を川に沈めてしまうという雨乞い行事を行う地区も塩田のいろんな地区であります。
でも、コロナで「百八手」は中止。この花火大会は、上田の感染レベルが高いことや、首都圏等が緊急事態宣言下であることなどで、何かと自粛を求められる中、うっぷんを晴らすようなイベントでした。
我が家の生後6ヶ月の子猫も、最初は音に驚いた様子でしたが、次々と打ち上がる花火の光に、家の中から見入っていました。(F森)