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舌喰池の蓮の花

 手塚にある舌喰池と言えば、その名前が付いた悲しい言い伝えで知られています。その昔、ため池の工事をするとき、水漏れが止まらないため「人柱」を立てることになり、くじ引きに当たってしまったのが村はずれに住む若い女性。人柱の前の日、悲しみのあまり舌を噛み切って池に身を投げた。この女性のものとも考えられている供養碑が、今、手塚にある無量寺の片隅に安置されています。
 そんな舌喰池。蓮の花が咲いていました。この池に蓮の花があることを知らなかったのですが、「チョウトンボ」がここで飛んでいるという写真の投稿があり、まちづくり協議会ホームページのフォトギャラリーに掲載されました。 → https://shioda-machidukuri.jp/gallery
こんなきれいなトンボがいるんだ!ということで池に見に来たのですが、トンボはもう見えず。でも、蓮の花がきれいに咲いているのを見て、満足。
ため池の蓮の花と言えば、保野の「加古池」が知られています。大きな池ではありませんが、池いっぱいに蓮があります。昔はレンコンを掘り、販売もしていたそうです。ここの花は白。写真の3枚目のがそうです。昨年撮ったものですがね。
そして、舌喰池の花はピンク。加古池のように、池いっぱいというわけではありませんが、満水面積が6ヘクタールと、加古池の10倍もある池です。池の一部にしか生えていないように見えますが、面積は結構あるでしょう。
 加古池以外に塩田のため池に蓮があるのを知らなかったのですが、もしかしたら、ほかの池にもあるのかもしれません。来年までに調べてみます。(F森)

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