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電動アシスト付き自転車をレンタルして上田市内を巡ってもらう取組みが一昨年から行われています。かなり利用される方が多いようで、徐々にサイクルポートも増えているようです。
塩田でも、別所線の駅では、下之郷、塩田町、別所温泉の各駅にありますし、山王山公園と塩田の館、北向観音参道にも。
そんな自転車を使って、塩田の寺社などを巡ってもらうイベントが10月上旬に行われました。しかも、「信州上田おもてなし武将隊」と一緒です。
武将隊は、真田幸村と真田十勇士のこと。この日は、幸村公と猿飛佐助も自転車に乗って参加者に同行。
最初は、下之郷駅で自転車を借りて「生島足島神社」に。塩田平ボランティアガイドの会のガイドの案内で「御神橋」や「本殿」、「諏訪社」を回り、「歌舞伎殿」の中へ。
ここは回り舞台やせり上がりなど歌舞伎などを演じるための装置もあります。そして、国の重要文化財になっている「生島足島神社文書」のコピーがずらりと展示されています。
皆さんの注目は、なんといっても真田昌幸公や信幸公の出した文書。「朱印状」や「寄進状」というものです。武将隊に一番関係する古文書ですからね。
次に向かったのは「前山寺」。
生島足島神社から結構な距離もありますし、最後は急坂。電動アシスト付きとは言いながら、皆さん必死です。
がんばってお寺に着くと、ここもガイドの解説を聞きながら「三重塔」の見学。「未完成の完成塔」と呼ばれる理由や建てられた時期などについて説明を受けていました。
次は「塩田の館」でおやきづくりの体験。別所温泉で温泉まんじゅうを作っている「鎌原饅頭」の若夫婦の指導で、慣れない手つきでおやきの皮に野沢菜のアンを詰めていきます。帰りに鎌原さんのお店で、蒸かしたおやきを受け取るのだとか。
最後に行ったのは「中禅寺」。国の重要文化財である薬師堂や薬師如来坐像のあるお寺です。
写真はないのですが、普段は入れない薬師堂の中を特別に案内され、お堂や如来像の写真も撮りました。
今回の企画、信州上田観光協会の主催です。参加者は全員女性で、県外の方もおられました。これが今後も広がっていけば、シェアサイクルの取組みにもよい影響を及ぼしますし、塩田地域にとっても、車やウォーキングだけでない移動の選択肢が増えることにもなります。今後も続けてほしいなあ、観光協会様。(F森)