ブログ

四国八十八所の霊場を信州の塩田で巡る その16 龍昌院

江戸時代の元禄の頃、四国霊場の仏像を塩田に勧請した札所を巡る旅。今回は保野にある龍昌院です。18番札所。曹洞宗のお寺で、安楽寺の末寺です。
創られたのは1615年。大坂夏の陣で真田幸村公が戦死した年で、今から約400年前。安楽寺三世の和尚さんが幸村公の兄の上田藩主信之公の支援を受けて建立したとのことです。信之公が開基ということですね。
ということで、信之公とはつながりが深いのですが、このお寺には信之公のお墓があるのです。信之公は1622年に松代藩に移って、そこで亡くなるのですが、長国寺というお寺に霊所があります。で、なぜ龍昌院にお墓があるかと言えば、このお寺から信之公の位牌が発見され、そうしたことから長国寺から分骨してもらって、10年ほど前の平成22年に墓を建立しました。
 龍昌院は、県道177号線の通称別所街道の北側の山手にあります。保野には札所になっているお寺が二つあり、龍昌院と、保野の旧道沿いにある林法院。保野の人たちは、龍昌院のことを「山寺」、林法院を「町寺」と言うそうです。
龍昌院の本尊は「釈迦如来」。曹洞宗のお寺では一般的です。ただ、このお寺のお釈迦様はちょっと変わっていて、「出山の釈迦像」(しゅっさんのしゃかぞう)という名前です。立っている形の「立像」で、お釈迦様が山で6年間の苦行を重ねたのち山を出てきた時の立ち姿を表しているそうです。道元禅師の教えである「只管打坐」=ただひたすら坐禅する という坐禅を中心にした厳しい修行で知られる曹洞宗にふさわしい仏像なのかなあと感じました。(F森)

関連記事

  1. 四国八十八所の霊場を信州の塩田で巡る その4 町屋観音堂~平井寺…
  2. 塩田平の文化財 信州一の大木 大六のケヤキ
  3. 塩田平の文化財 鎌倉殿の13人 義時の孫の墓
  4. 塩田平かるたマップでウォーキング
  5. 塩田平の文化財 -鞍が淵 龍の子太郎のモデルの地-
  6. 上田市街地を一望! 冬の東山を歩く
  7. 塩田平の魅力満載の「塩田平かるた」にマップができた!
  8. 常楽寺美術館の企画展 テーマは「寅」

最近のブログ記事

PAGE TOP