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札所の庭園に枯山水 中禅寺

 西前山の中禅寺。真言宗智山派のお寺で、塩田のたくさんあるお寺の中でも相当歴史のあるところです。薬師堂やその中に安置されている薬師如来は国の重要文化財。薬師堂を守っている金剛力士像は県宝。文化財の宝庫でもあります。
 そんな中禅寺には、「ポケットパーク」があります。ポケットパークなんていうと「小さい公園かい?」って思われがちですが、ここは、静かな「庭園」です。白い砂に箒目の文様をきれいに付けて、ところどころに岩を配置しています。砂は水面、岩は山。枯山水はそういう自然を庭園で表現するものだそうですが、隅のあずまやに座って庭を眺めていると、落ち着きますね。奥には仁王門と阿弥陀堂形式の薬師堂が見えます。
 ここは、檀家と地元の西前山自治会で定期的に手入れが行われています。本堂や薬師堂とは石畳の通路を挟んでいるので、気づかれる方は割に多くないようですが、ぜひ、庭をぐるっと一周し、あずまやに座ってお茶でも飲んでみてください。独鈷山が目の前に迫る高台の静寂に包まれる。坐禅を組みたくなります。禅寺ではないですけどね。
ここは、札所でもあります。四国霊場八十八所を塩田で巡る10番札所。隣接する塩野神社のお札とここのお札をいただきました。
鎌倉時代初めかもうちょっと古いかもしれないという薬師如来と金剛力士。歴史を感じつつ、今の自分をみつめ直す。そんな哲学的なことを考えてしまう雰囲気のあるお寺ではあります。(F森)

 

 

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