ブログ

塩田平の文化財 お囃子と神楽その5 新町太々神楽③

「第2回塩田平伝統芸能大会」で披露されたお囃子と神楽の紹介の5回目。最終回です
「新町の太々神楽」の3回目、獅子と天狗の対決の場面です。
 刀を持った赤天狗が悪霊である獅子を退治します。
天狗は獅子を狙って、ある時は近づき、そして離れる。足が床から離れている写真をご覧いただくと、天狗が飛び跳ねているところをちょっと感じていただけますかね?
そして、最後には、二人で演じている獅子が天狗に首を取られてしまいます。獅子の顔がちょっと愛嬌がある感じなので、かわいそうかなあという気もしますが、悪霊は退治しないといけないですね。
「神楽」って、神が楽しむと書くので、神様を楽しませるために行われるものかと思っていましたが、元々は、神様が宿る場所の「神座」(かみくら)に神様をお迎えして、人々と一緒に交流するために、巫女たちなどが舞をしたりするものだったようです。
 そして「太神楽」(大神楽とも)は、江戸時代に神楽の一団が全国を回って獅子舞をしたり、曲芸をしたりしたものだそうです。傘の上で玉を回したり、ジャグリングするのを寄席でやってますが、それを「太神楽」だというのを不思議に思っていましたが、納得。
 新町の太神楽も「万才」が出てきたりと、楽しませる演目もあり、この日は時間の関係で見ることができなかったのですが、4年前に氷上王子神社で行われた実際の太神楽で拝見したときには、玄人はだしの芸で面白かったですねえ。
またお宮でご披露されるのが楽しみです。某テレビ番組の西田敏行さんの言葉そのままに、「待ってま~す!」(F森)

関連記事

  1. 塩田の文化財 三頭獅子舞 その1 下之郷三頭獅子
  2. 塩田平の文化財 青面金剛
  3. 弘法大師と塩田北条氏のゆかりの寺 西光寺
  4. 秋の独鈷山(10月28日)
  5. 塩田の山 大姥坐像の伝説 富士嶽山
  6. 裏見(?)の三重塔
  7. 塩田スイーツ物語 -イチゴ山盛りのパフェ-
  8. サクラもいいけど カタクリもきれい

最近のブログ記事

PAGE TOP