お電話でのお問い合わせ0268-38-8600
「第2回塩田平伝統芸能大会」で披露されたお囃子と神楽の紹介の5回目。最終回です
「新町の太々神楽」の3回目、獅子と天狗の対決の場面です。
刀を持った赤天狗が悪霊である獅子を退治します。
天狗は獅子を狙って、ある時は近づき、そして離れる。足が床から離れている写真をご覧いただくと、天狗が飛び跳ねているところをちょっと感じていただけますかね?
そして、最後には、二人で演じている獅子が天狗に首を取られてしまいます。獅子の顔がちょっと愛嬌がある感じなので、かわいそうかなあという気もしますが、悪霊は退治しないといけないですね。
「神楽」って、神が楽しむと書くので、神様を楽しませるために行われるものかと思っていましたが、元々は、神様が宿る場所の「神座」(かみくら)に神様をお迎えして、人々と一緒に交流するために、巫女たちなどが舞をしたりするものだったようです。
そして「太神楽」(大神楽とも)は、江戸時代に神楽の一団が全国を回って獅子舞をしたり、曲芸をしたりしたものだそうです。傘の上で玉を回したり、ジャグリングするのを寄席でやってますが、それを「太神楽」だというのを不思議に思っていましたが、納得。
新町の太神楽も「万才」が出てきたりと、楽しませる演目もあり、この日は時間の関係で見ることができなかったのですが、4年前に氷上王子神社で行われた実際の太神楽で拝見したときには、玄人はだしの芸で面白かったですねえ。
またお宮でご披露されるのが楽しみです。某テレビ番組の西田敏行さんの言葉そのままに、「待ってま~す!」(F森)