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塩田の文化財 -丸窓電車-

上田駅から別所温泉まで走る別所線。駅舎については前にご紹介しました。 → 別所線の駅舎
 今回は、丸窓電車です。この地域の人たち(まあ、すこーし年輩の方でしょうけど)にとって別所線といえば「丸窓電車」でしょう。車両のドアを出し入れする戸袋の横の窓が楕円形になっているのが名前の由来です。昭和3年(1928年)に導入され、昭和61年(1986年)に引退しました。でも、地元ではとても愛着が強かったのでしょう、今も塩田地域の3箇所で展示されています。
最初の写真は、別所温泉駅に飾られているものです。

 

 また、次の写真は、長野計器㈱の丸子電子機器工場の入口に展示されているもの。その次は、さくら国際高校の庭に飾られているものです。さくら国際高校では、8年前の平成23年(2011年)に上田電鉄から丸窓電車を譲り受け、生徒たちが中心になって補修と塗装をして校庭の一画で公開しています。「さくら国際_丸窓電車担当」なんていう名前でツイッターもやってます。

 

 

 

 

 

 

 

 これまでの3台は展示用なのでもちろん動かないですが、最後の写真、「1000系の1004編成」という電車で、現役です。この電車は、丸窓電車風に戸袋の横にある窓を楕円形にしたり、色も同じようにしてラッピングを施し、その名も「まるまどりーむ号Mimaki」と呼ばれています。丸い窓から外を見ると、のどかな田園風景や独鈷山、安曽岡山、夫神岳・女神岳などが眺められ、なんか、ホンワカした気分になりますね。(F森)

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