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棟方志功といえば、世界的な画家、版画家ですね。
その作品が別所温泉にある常楽寺美術館にたくさん展示されています。
「棟方志功からの手紙」という企画展です。
志功さんが常楽寺を訪れ、本堂裏にある国の天然記念物である石造五輪塔を見て、「こんなすばらしい霊場はない」と、当時の半田孝淳住職に「自分の戒名を付けてほしい」と依頼があったそうです。
そして、住職から志功さんご夫婦の戒名をつけてもらい、後々までお付き合いがあったそうです。そんな縁で、常楽寺には志功さんの作品や手紙が残されています。
それらが展示されているこの企画展、12月25日まで開催されています。
写真の一枚目にあるのは「騎獅文殊の柵」と「騎象普賢の柵」。釈迦三尊像で釈迦如来の左右にいる文殊菩薩と普賢菩薩が獅子と象に乗っている姿です。
二枚目は、大首絵「薔薇妃の柵」と「妙韻止観」の書。
三枚目は志功さんからの手紙。戒名を付けてもらったお礼が記されています。志功さん独特の絵も入っています。字もやっぱり独特ですね。
世界的な画家の作品が小さな美術館で鑑賞できる。本当に「宝」に満ちた美術館です。(F森)