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塩田の秋 その3 中禅寺

 前山の中禅寺。真言宗智山派のお寺です。前山寺や下之郷の長福寺、山田の満願寺と同じ宗派。ご本尊は延命地蔵尊ですが、もっと知られているのが薬師堂とそこに祀られている薬師如来。どちらも国の重要文化財なんです。薬師堂の前には庭園もあって、四季折々楽しめますが、私がこの時期好きなのは、駐車場から薬師堂に向かって延びる参道の両側にあるドウダンツツジ。青い空と良くマッチしています。
薬師堂は平安時代末期から鎌倉時代初めの建立といいますから、800年以上前に建てられたもの。中部日本最古の木造建築物とも言われています。「方三間の阿弥陀堂造り」という建物の形式で、岩手県平泉の中尊寺の金色堂と同じ形ですね。薬師堂は、薬師如来が東方浄土におられることから東を向いてお参りできるよう西向きに建てられることが多いそうですが、ここのは東向き。西方浄土におられる阿弥陀如来を参拝できるよう東向きに建てられることの多い阿弥陀堂と同じ向きです。
 中におられる薬師如来は端正な顔立ち。座って、右手は「施無畏印」という印相、左手には薬の入った壺「薬壺」(やっこ)を持っています。

この薬師堂は茅葺き屋根です。頭に宝珠が乗った「宝形造り」の屋根にふさわしいやさしい感じですね。でも、茅葺きは何十年に一度は葺替えが必要です。中禅寺のお堂の茅も傷んだところが多くなってきていました。そこで、今年一部の屋根の葺替えが行われ、いかにも新しいという茅がお目見えしました。(F森)

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