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毎年楽しみにしている前山寺の藤の花。塩田を代表する藤の花の名所です。
大型連休の良く晴れた日、大勢のお客さんが前山寺を訪れていました。
1936年(昭和11年)に植えられたといいますから、樹齢約90年。相当の長寿ではありますが、今年もきれいに咲いてくれました。
藤の花を写真に収めようとすると、やっぱりバックが三重塔っていうのがいいんですね。毎年同じ構図で撮ってしまいます。
藤の花は、昔から日本で愛(め)でられていたようで、清少納言の「枕草子」でも「めでたいもの」に藤の花が挙げられています。この「めでたい」は「すばらしい」という意味のようなのですが、個人的には「愛でたいもの」っていう感じですね。三重塔をバックにじっくり花を観て、「いいなあ」って思えるここの藤には、そういう表現でいきたいですね。
また、藤の花言葉は「至福の時」なのだそうです。まさに至福の時を過ごさせていただきました。(F森)