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塩田公民館。公民館機能のほか、塩田地域自治センターや我が塩田まちづくり協議会などのいくつかの団体が入っている施設です。
その入口手前にある芝生広場に、かかし というか人形が置かれています。
子どもを抱っこしてベンチに座っている女性と横にはブランコに乗っている子ども。こっちも自然に笑みが浮かびます。遠目で見たときは人形とは思えなかった。
そして、芝生広場だけでなく、駐車場の横にある芝生のところにも2組の人形が。一つは自転車の乗っている二人の子どもたち。そしてもう一つは、ベンチに仲良く並んで座っているおじいちゃん、おばあちゃん。
いずれも、いかにも「ほのぼの」っていう感じ。町の人たちの日常の風景そのままです。
よく見ると、彼らには顔が描かれていません。これも含めてみると、原田泰司さんの絵を見るよう。信州を始め、全国の田舎の風景と、人々の暮らしを描いた方。1軒のお宅の前でブランコに乗って遊ぶ親子と別所線という塩田の風景を描いた「秋の夕暮れ」という作品も残しています。
原田さんの作品と同様、見ているとほっとします。日常でよく見かける風景なんですけどねえ。
この人形たち。東塩田の下之郷にお住まいの方がボランティアで置いてくれているそうです。そして、この人形、時々新しいのに替わるんです。本当にありがたいことです。
公民館は、趣味活動や講演会に訪れる人、そして、役所の各種手続きに来る人。いろんな方々がお見えになります。この人形たちが、そういう人たちの「癒し」になっていることは間違いありません。(F森)