ブログ

古刹の秋 前山寺の黄色

 前山寺と言えば、塩田にある真言宗智山派のお寺の中でも総元締め的な存在です。
1メートルを超えるような分厚い茅葺屋根の本堂や、裏手にそびえる弘法山にある奥の院までの参道に安置されている33体の観音様など見どころたくさんですし、そして「くるみおはぎ」もいただけるお寺。
でも、なんといっても重要文化財の三重塔が一番ですね。2層目、3層目に廊下や手すりが付けられていない未完成の塔。なんですが、それがかえってスッキリしているということで「未完成の完成塔」と呼ばれています。
黒門から参道を上がってくると、薬医門というもう一つの門をくぐり、本堂横を通って石段を上がると三重塔。石段のすぐ横には大きなイチョウの木。高さ約20メートルの三重塔よりは少し低いですが、見事な大木です。
前山寺は、ほかにも紅葉がみごとな木がたくさんあるのですが、やっぱり三重塔とセットで見るこの木がいいですね。
境内の横を通っている林道をちょっと上に上がってみると、三重塔を裏から望めます。そこから見る塔とイチョウの姿。その先には眼下に塩田平が広がっていますし、ほかの三重塔のある所では拝めない景色。春の桜の頃もいいですが、秋もいい!(F森)

 

 

 

 

 

 

関連記事

  1. 塩田産大豆の手作り味噌
  2. 塩田スイーツ物語 -おしゃれで甘いケーキ-
  3. 塩田にもある! 分厚いクリームの牛乳パン
  4. 塩田平のため池群 それぞれの池の様子が分かるパネル展示会
  5. ため池まつり 後編 百八手のあとは花火
  6. 塩田の文化財 延命地蔵と大日堂
  7. 塩田平のため池 -手洗池 木曽義仲の武将にまつわる名前の由来-
  8. 「信州上田・塩田平検定」に出る(?)文化財その9 安楽寺

最近のブログ記事

PAGE TOP