塩田で唯一の酒蔵で、今年創業130周年を迎えた若林醸造。明治29年(1896年)に中野で酒造りを始めました。銘柄は「月吉野」。
その記念イベントとして、別所線を使った「呑み鉄」が7月11日に行われました。
別所線は、大正10年(1921年)に開業したのですが、その前年に運行会社としての「上田温泉電軌株式会社」が設立されました。
設立の時の株主名簿を見ると、全株主577人の中で、若林醸造の当主である万兵衛氏は7番目に多い出資をしています。酒造りを始めてまだ24年目。沿線に酒蔵があったということもあるのでしょうが、別所線にとっては功労者の一人です。
その別所線の電車を使って、上田駅と別所温泉駅を往復する「呑み鉄」です。電車に乗って車窓を楽しみながらお酒をいただくという趣向。
電車は団体用の専用列車。「まるまどりーむ号」です。別所線の100年を超える歴史の中でも代表的な電車で、今も3か所で車両が展示されている「丸窓電車」をイメージした車両ですね。
車両の前面に「月吉野」のマーク。
夕方6時過ぎに上田駅を出発です。
車内には、予約したお客様が座席についています。塩田以外の方が多いようです。
車内放送は、杜氏である真実子さん。電車が走っている間、沿線のガイドを途切れることなくしてくれていました。
出発して間もなく「鏡割」。一番早くイベントに申し込んだ方々だそうです。
下之郷駅を過ぎると塩田の田園風景が拡がってきます。
舞田駅と八木沢駅の間、線路の南にはすくすくと稲が伸びている田んぼが車窓いっぱい。奥には独鈷山。
で、肝心の呑み鉄。用意してもらったお酒は、「まるまどりーむ号」のイラストが入ったカップ酒。おみやげに売られているものか、と思ったら、中味は純米酒をこの日のために入れてくれたそうです。
もう1本は「信州上田」のラベルが貼ってある特別純米酒。
写真にはありませんが、つまみも用意されていて、上田駅の別所線改札口横にある「やきとり番長上田駅ナカ店」で焼いたおいだれ焼き鳥など。
この日は、若林家総出でおもてなしです。手作り感満載で、ご家族とお友だちづきあいしている者としては、お客様たちがものすごく喜んでくれていて、よかった!(F森)














