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今から330年ほど前の江戸時代。四国霊場をお遍路するのは当時も盛んにおこなわれていたようです。でも、塩田からは遠い。そこで、京都の仏師に四国霊場の88体の仏像を彫ってもらい、塩田のお寺などに安置しました。そしてそこを札所として巡る。江戸時代の人たちは、そういうことで四国遍路と同じようなご利益を得たいと熱心に巡ったのでしょう。
ただ、明治に入るとそれが途絶えてしまったようです。それを復活しようと、塩田仏教会(札所めぐり霊場会)が中心となって、今は春と秋に3つのコースで26か所の札所すべてを回る催しを行っています。
また、最近は、個人やグループで札所巡りをする方も多く、札所への道順を尋ねられることもあります。札所めぐりが少しブームになってきているのでしょうか。
霊場会の札所めぐりの様子を写真で見てください。
先達のお坊さんに導かれて、歩きで札所のお寺やお堂を巡り、本堂の前や中で般若心経を唱えます。御朱印を押してもらう人もいます。一日がかりでお弁当も持っていく長丁場ですが、お寺の中には、お茶やお菓子、飴などを用意してくれているところもあり、楽しく回れます。
そんなことから、塩田まちづくり協議会では、札所ごとの特徴を記した解説付きのマップを霊場会と協力して作りました。
A3版をジャバラ折で四つに折ってあり、手に持ったり、リュックに入れても良いサイズ。
霊場会の札所めぐりでは、スタート前に参加者に配られます。また、塩田公民館や「とっこ館」でも無料で入手できます。
車で回っても歩いて回っても良し、別所線の駅などに置いてある電動アシスト付きのシェアサイクルを使うなんて気持ちいいでしょうね。(F森)