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静寂の別所神社に初詣 神楽殿の「額縁」から山々を見る

今年、開創1201年目を迎えた北向観音堂。元旦の朝は初詣の方々でにぎわっていました。
人出は、かつてほどではなくなってきているようですが、それでも本堂の中でお詣りする人、お札やお守りを求める人、そして、将軍塚の駐車場から温泉街に上がっていく道は歩行者天国になっていて、露店が並ぶ中を家族連れで行き来する人たちであふれかえっていました。
そんな三が日が過ぎた日の朝、別所神社に初詣に行ってみました。
常楽寺に続く道と枝分かれして、「本朝縁結大神」の額がかかった鳥居を通って急な坂道を上がっていくと、誰一人いない境内は、夜中に降った雪で真っ白。雪のじゅうたんです。
 別所神社は、明治11年(1878年)に、それまで「熊野神社」だったのが「別所神社」に名前が変わりました。和歌山県の熊野神社の神様を鎌倉時代初めに勧請してきたそうです。祀られている神様は3柱で、このうちイザナギノミコトとイザナミノミコトは、旧別所小学校の校歌に出てくる別所を代表する山である夫神岳と女神岳のそれぞれに祀られている神様です。
そして、もうおひと方がスサノオノミコト。毎年7月に行われる岳の幟(祇園祭)で、このお宮から温泉街中心部の市神に遷座されるお祭りの主役の神様ですね。
その岳の幟ですが、夫神岳の頂上から降りてきたたくさんの幟が、三頭獅子やささら舞の子ども達と一緒に温泉街を練り歩き、最後に来るのが別所神社です。
さて、拝殿でお詣りした後は、その横にある神楽殿に。ここの特徴は、2枚目の写真にあるように、奥の壁の真ん中がなくて、外が見通せることです。
神楽殿の正面から見ると、まるで額縁の中に山々の風景写真が収まっているような感じも。
建物の前にある日本遺産の解説板を見ると、「冬至には、正面の富士嶽山から昇る朝日が拝める」そうで、その写真も掲載されていました。たしかにきれい。
 別所は、塩田の中でも標高が高いところですが、このお宮はさらにいちだんと高いところにあり、ここから別所の街中はもとより、上田の市街地の方まで見えます。3枚目の写真の松の先には、雪をかぶった浅間山も遠くに見えますね。
たった一人で、雪のじゅうたんを踏みながらの参拝。しーんと静まりかえった中では、「厳か」という感じが一番しっくりくる感想でした。(F森)

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