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シェアサイクル。専用の自転車が置いてある場所であれば、それを好きな場所で借りて、好きな所で返すことができるシステムのことです。
昨年から上田市で実施しているのですが、この7月1日から塩田平でも3か所で「サイクルポート」が設置されました。別所線の下之郷駅、塩田町駅、そして別所温泉駅です。
早速借りて、塩田を走ってみました。
借りるには、スマホにアプリを入れて会員登録し、それを使って自転車の鍵を開けます。自転車はもちろん電動アシスト付きのもの。この日は、せっかくですから坂道を走りたいということで、塩田町駅にあるサイクルポートから前山寺に上がり、塩田城跡、龍光院、塩田の館、中禅寺と回って塩田町駅に帰ってくるコース。前山寺に上がる坂道や塩田城跡までの上り坂、龍光院の黒門から山門までの急坂。ママチャリでは、競輪選手なんかでないと絶対に上れない坂も、電動アシストはすばらしい、すいすいこいで行けますね。
この日はスタート地点に戻りましたが、中禅寺から別所温泉に行って、駅で返すこともできるのです。そして、このサイクルポートは、塩田の3か所を含めて上田市内に11か所。なのですが、千曲市の10か所のポートも同じように利用できます。サイクリング専用道路が千曲川沿いに「上田道と川の駅」から坂城町を通って千曲市、長野市の川中島古戦場まで走っています。これを使えば自動車を気にすることもなく姨捨の棚田にも行けるのです。
最近、ロードバイクやマウンテンバイクで塩田を疾走する人をよく見かけます。「風を切って走る」なんていう感覚になることは、電動アシスト自転車ではできないですが、のんびりと、そして腿を酷使しなくてもすいすい散策できる、そんな塩田の巡り方もいいなあと、初めての経験をして実感しました。(F森)