ブログ

上田市街地を一望! 冬の東山を歩く

生島足島神社や長野大学がある東塩田の下之郷地区。長野大学の東側にあるのが「自然運動公園」です。上田市が整備したもので、プールや体育館、アーチェリー場などの運動施設があります。
その奥に、東山を中心とする丘陵地帯が拡がっています。運動公園の入り口にあるプールの標高が480m。東山が694m。200メートルの差がありますが、このあたり一帯に遊歩道というか登山道が幾筋も整備されていて、歩いて回ると楽しい!
「秋の東山を歩く」と題し、3回にわたって「明神岩」「ばくち岩」を巡ったレポートをお送りしました。
→ https://shioda-machidukuri.jp/4874
→ https://shioda-machidukuri.jp/4879
→ https://shioda-machidukuri.jp/4884
今回は、12月初めに里山を歩く仲間と初雪を踏みしめながら歩いた所を紹介します。
プールの横から、秋にも行った「ばくち岩」を通り、「東山」に。「なんで東山という名前が付いたのか?」という仲間の疑問に「やっぱり塩田から見て東にあるからじゃないの」と適当なことを言ってみましたが、ほかに考えられない!
そんなことをしゃべりながら休むと、北側にある「石尊山」に向かいます。
 歩くこと30分。石尊山の頂上に着きます。見えてきたのは眼下に広がる上田市街地。右から左に流れる千曲川。その南北には建物が密集しています。正面奥に見える山は、毎年ゴールデンウイークに登山競争が行われる上田市民の山「太郎山」。左には「虚空蔵山」で、右には、雲がちょっとかかっていますが「烏帽子岳」も見えます。
 「明神岩」からは塩田平が一望できるのですが、こちらは上田市街地。南北両側の風景が楽しめるのも東山一帯の魅力ですね。
 次に向かったのが、石尊山から西に行ったところにある「舟窪古墳群」です。
上田市の史跡に指定されていて、設置されている説明板によると5基あるのだそう。丸い形の「円墳」で横穴式の石室が見えます。市で発掘調査したところ、勾玉などの副葬品が発見されたとのことです。説明板には造られた時期は書いてないのですが、古墳時代終盤の6世紀から7世紀初めのものではないかと思います。
この古墳から南側に行ったところには、「他田塚古墳」「塚穴原一号墳」などの古墳群がある「いにしえの丘公園」。このあたり一帯では80基もの古墳があるということで、この地域の豪族が支配地を見下ろす地に墓を作ったということですかね。
古墳から南に坂を下って、運動公園のプールまで戻ってきたのですが、この幾筋もある遊歩道には方向を指示してくれる表示もしっかりしていて、あまり迷うことはありません。
 そして、「ナチュラリストクラブうえだ」の皆さんが大きなウォーキングマップの書かれた看板をいくつも設置してくれていて、ルートの選択もしやすくなっています。
季節の花々や紅葉といった自然も愛でながら楽しく歩けること請け負います。(F森)

関連記事

  1. 札所の庭園に枯山水 中禅寺
  2. 塩田スイーツ物語 -おしゃれで甘いケーキ-
  3. 塩田地域の6月の行事
  4. 四国八十八所の霊場を信州の塩田で巡る その16 龍昌院
  5. 塩田平の文化財 お囃子と神楽その2 石神大神楽
  6. 塩田平かるたマップでウォーキング
  7. 塩田平の検定試験に出る文化財① 安楽寺
  8. 塩田平の検定試験に出る文化財④ 前山塩野神社

最近のブログ記事

PAGE TOP