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地震や大雨などの災害にあったらどうなるのか、避難しなければいけなくなったらどうすればよいのか。そんなことを知ることのできる催しが、8月23日の日曜日、塩田公民館の屋内・屋外を目いっぱいに使って行われました。「しおだ防災フェア2025」です。250人もの方が参加してくれました。
主催したのは、塩田まちづくり協議会防災安全部会と塩田公民館。それに上田市危機管理防災課や南部消防署、塩田地域の消防団の4つの分団、塩田地区自治会連合会などに協力いただきました。
そのイベントのレポートを3回にわたってお送りします。
まずは、大地震や豪雨による災害があったらどんなことが起きるのか、その時どう対処すればよいのかを身をもって知ってもらいます。
大きな地震の揺れってどんなものなのか、県の地震体験車に乗って震度7の揺れを体験します。
震度7というと、1995年の阪神・淡路大震災や2004年の中越地震と同じ大きさ。その揺れ方が違う両方の地震をこの車で体感しました。。
「上田は大きな地震がなくて安全だ!」と言う人が結構いますが、とんでもない。震源地にならなくても、塩田の西側、県の中央部を南北に走る「糸魚川・静岡構造線」で地震が起きる確率がたいへんに高いのですが、この地震が起きると、塩田の西部では震度7、中部や東部でも震度6になると、市のハザードマップに出ています。これと同じくらいのものを地震体験車で体験しました。県に1台しかない車で、最後まで順番待ちの列が途切れませんでした。
でも、車に乗っている人はたいへんだったでしょうね。「7」というと、人は何かにつかまっていないと立っていることはできません。家の家具はみんな動いてしまいます。耐震性の高い住宅でも傾いたり壊れたりするくらい。
そのほかの体験コーナーでは、火が出た時の消火訓練です。子どもたちが消火栓からホースをつなぎ放水。家庭の消火器の使い方を訓練用のもので体験。
展示コーナーでは、2019年に別所線の赤い鉄橋が落ちた台風19号などの災害時パネルの展示や、災害用備蓄品や非常持出袋といった防災グッズの展示などが行われました。(S)